選考にWEB面接を導入 メリットや注意点解説

もはや当たり前となったWEB面接。効率よく活用しましょう。

※この記事は2020年5月時点の記事です。

WEB面接の導入に躊躇してる企業もあるかと思いますが、まずは要点を確認してみよう。要点を知った上で、選考フローに組み込むことをオススメします。
新型コロナウイルスの影響により、WEB面接やテレワークなどが当たり前化しました。
これを機に、WEB面接を導入した企業も多いのではないでしょうか。
今回は、今一度確認という意味合いを含めて、WEB面接についてメリット・注意点、ツールの選び方、おすすめのツールなどについてご紹介します。

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目 次

    WEB面接のメリット

    採用候補者を拡大し応募者数を増やす

    面接会場を東京本社など実施する場合、地域在住者や海外在住者は応募がしにくいです。
    その一方、WEB面接では、応募者が面接会場に向かう必要がないので、移動のハードルを下げることができ、そういった人材も採用候補者にできます。
    場所に限らず、多くの人材を採用対象とすると、より優秀な人材と出会える可能性を高められます。

     

    選考辞退防ぎ、採用成功率をあげる

    選考辞退を防ぐためには、応募から面接までの時間を空けすぎないことです。
    求職者は、応募時がピークで入社意志が強く、時間が経つほど興味が薄れてきます。
    その間に他社の選考が進んでいる可能性もあるので、1日でも早く面接をして、心を繋ぎ止めておく必要があります。

     

    オンライン面接を行えば、面接会場の手配も必要なくなり、移動がないことから日程調整もしやすくなり、応募から面接までの時間をいっきに短縮することができます。
    求職者の意志が強いうちに、面接を行うことで採用成功率をあげ、優秀な人材を逃さないための対策が施せます。

     

    人事担当者の時間・移動コストの削減

    一次・二次面接など何回かにわたって選考を行う場合、求職者が住んでいるエリアで面接を実施することが多いでしょう。
    Web面接であれば、場所を問わずに面接することができるので、人事担当者が面接のために移動する手間がなくなります。
    時間だけでなく、交通費や宿泊費などといった大幅な経費カットも可能です。

     

    面接官のスキルアップができる

    WEB面接のシステムによっては、実施する面接を録画することができます。
    面接の録画データをもとに、担当した面接官自身で振り返りを行ったり、その場にいなかった社員のアドバイスもしやすくなります。
    面接官が、今後どのように面接を進めると良いのか?どのような質問をすると、相手をより引き出せるのか?といったことを考えるようになり、面接を重ねていくごとに、スキルが向上していきます。
    ただ面接を行うだけではなく、面接官の教育ツールにもなるのです。

    WEB面接の注意点

    通信環境を整える必要がある

    WEB面接では、通信機器の不備や通信が悪いといった障害があると、面接官と応募者がスムーズにコミュニケーションを取ることができません。
    映像が乱れたり、音声が聞き取りづらかったりすると、求職者にストレスを与えてしまいます。
    企業イメージの低下にもつながるので、万全の体制で行えるように準備をしましょう。

     

    静かな環境で行う

    WEB面接では、周囲の雑音を遮断できる場所を選びましょう。
    マイクは思った以上に雑音を拾ってしまうので、相手に伝わらないように、細心の注意を払うことが必要です。
    他の社員が通らないブースや、会議室を予約するなど、できるだけ静かな場所を探しましょう。

     

    誤解を与えないコミュニケーションを心がける

    WEB面接では、直接会う面接と比べると、相手の表情や反応が感じ取りにくいです。普段よりも声のボリュームは大きめ、かつ1語1語ハッキリと話すように心がけましょう。
    また、面接官の顔や表情をしっかりと伝えるためにも、明るい場所にパソコンをセッティングしましょう

    自社に合ったWEB面接ツールを選ぶ

    どんな機能が必要か?

    いろんなWeb面接ツールの機能面(録画機能やスケジュール管理機能)を確認したうえで、自社はどんな機能が必要なのか?を考えましょう。
    WEB面接ツールとしての役割だけでなく、選考状況や応募書類などを一括管理できる採用管理システムとしての機能があるものもあります。
    また、社内会議もできるシステムが備わっている場合もあるので、業務効率化をしていきたいという企業は、そういった機能がついているツールを使用するのも便利です。
    ただし、機能が多ければ多いほどコストも増大します。
    自社の課題をはっきりさせ、自社に必要な機能が足りているツールを選ぶようにしましょう。

     

    画質や音声の質はよいか?

    画像の質が悪かったり、音声がクリアでなかったりすると、応募者とコミュニケーションをとりにくくなります。
    適切な採用を進めるためにも、サンプル導入やネットでの口コミを見るなどをして、画質・音質を確認しましょう。
    コストを抑えたシステムほど、画質や音声の品質が悪い場合が多いので、注意してください。

     

    簡単に使えるツールを使おう

    WEB面接で使うアプリやサービスに関しては、初心者でも扱いやすいものを選びましょう。
    設定がスムーズにできないと、開始時間が遅れてしまったり、音声や映像に不具合があるまま進めることになるなど、上手く面接が行えなくなってしまいます。
    面接時間はしっかりと応募者とコミュニケーションをとれるようにするためにも、社内で何回かシュミレーションをしたり、事前登録をお願いするなど、面接時間中に操作で戸惑わないような工夫をすることが大切です。

    採用フローを組み立てる

    採用フローに組み込む上で、いま一度フローを考える必要があります。

     

    よくある疑問点・懸念点としては…
    ▶️モニター越しでは、その人の雰囲気、人間性などが分かりづらいんじゃないか?
    ▶️どの道2次面接で顔を突き合わす必要があるんだし、意味があるのか?
    ▶️求職者たちが、面接に挑む気持ちの引き締めに欠けるんじゃないか?

     

    これらは、よく採用担当者が口にすることです。
    ですが実際は、さほど心配することではなく、むしろメリットの方が大きい。
    書類選考から一次面接に移行する際、よりスピード感のある対応が可能になるので、ブッチされにくいです。

    さらには、モニター越しとはいえど、一度顔を合わせているので来社面接を辞退されるリスクも低減できます。
    かつ、WEB面接実施中に印象評価や適性評価などを記録することができ、管理の手間も楽になるので、このような利点を前向きに考えて、書類選考以降の初動としてフローに組み込むことで、採用担当者の工数を削減できます。

    さいごに

    いかがでしたでしょうか?
    今回はWEB面接のメリットから、注意点、ツールの選定基準、おすすめのツールについてご紹介しました。
    場所を選ばずに面接ができるので、採用候補者の母数が従来の面接と比べると圧倒的に増えます。コストの削減にもつながる部分があるので、部分的な導入であっても大変便利で効果的です。


    ぜひこの機会に、WEB面接の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

    (ただいまページ準備中)